コークヘロのライブレポートや日記など、メンバーによるBLOG。
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感動した。
鹿児島県鹿屋市串良町の柳谷のお話。
(柳谷(やねだん)と呼ぶ。)
過疎で廃れた村。町内会費1万円からそれは始まった。
希望を心に見出す高齢者たちが集い、
集落のリーダーとして、その中で若い豊重哲郎さん<67>(当時56歳)
を立て、工場の跡地を約半年かけ、手作業で公園にした。
(みんなで自己負担した金額はたったの8万円。)
そして収益に対しては休耕地に住民総出でサツマイモを
植えたことでスタートしたのが、ことの始まり。(1998年。)
リーダーの豊重さんは、毎朝06:30に起き、
欠かさず町内放送を行った。
「母の日」や「父の日」には、現役高校生に依頼し、
地元を離れた子から親への手紙を代読さえたりと、
すごく好評だった。
声掛けだけでは誰も動かず、理不尽な反発もある。
それでも豊重さんをはじめ、数人が日々農耕に努めた。
しばらくしてその姿を見た村人は、大人から子供まで皆が
一丸となって楽しく、サツマイモ栽培に励んだ。
1年後。
収穫したイモで焼酎を製造。芋焼酎・『やねだん』と名付けられた。
このとき集落の町内会費の収益は、28万円にとなった。
その収益でまず、高齢者世帯が万が一のために
アナログではあるが警報機サイレンを設置。学習塾もない集落に
寺子屋を設け、豊重さん自ら子供たちに勉強を教える。
後にHIT商品となる菌体飼料の製造。
畜産農家が多く家畜の臭気やハエが生活上の大きな課題になっていたことを
解決したい想いから、画期的な飼料ができ、他府県からも興味を招いた。
視察団の数も随時増加、そのために廃墟をそば屋さんにもした。
これらで収益も大幅に増えだした。
人口が少ない集落に、どうにか若者と活気を取り戻せないかと、
そこで豊重さんは、文化の向上が活気の向上に繋がると熱く思い、
廃墟をキレイにし、やねだんで住んでも良いという芸術家はいませんか?
とアーティストを募集し格安で住まいを提供する案を試みた。
そこに賛同した画家や陶芸家のアーティスト3名がやねだんに。
これらの動きがクローズアップされはじめ、
ふるさとを離れていた出身者を含め、集落に15人が移り住んだ。
「住民が稼いだお金は住民に還元しよう」。
3年前には、集落の蓄えから全世帯(約110世帯)に1万円ずつボーナスを配った。
リーダー・豊重哲郎さんのそのバイタリティーと我慢強さに裏付けられた集落の
復興が、全員参加のその明るさと挑戦が感動を与えたのだろう、
韓国、東光グループのキム会長は「やねだんには感動がある」と、
韓国第3の都市テグ(人口250万人)のJ'sホテルに居酒屋『やねだん』をOPEN。
そして集落の皆をツアーで招待した。
住人の声には、「まさにおとぎの国のようです」とあり、
感動を隠せない手で焼酎を乾杯する姿がなんとも感動的だった。
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ボクは正直、涙をしないわけにはいかなかった。
(コークヘロのリーダーかぁ…)、そんな言葉をポロっともらした。
豊重哲郎さんの年齢に半分も満たない、
それだけが逆に勇気をもらった。
正直、60代のヴィジョンなんて考えたこともなかったし、
未知数だといつまでも思っていた。実に甘い。
似た思考でたまたま最近、「1年は10ヶ月だ」と、
自分ルールを考えていたとこだっただけに、
(やっぱり・・)と、自分の甘かった過去に再認識できた。
(※西宮冷蔵の社長のドキュメンタリーで「10ヶ月サイクルだ!」
と自分なりに思ったことがあった。)
本当のリーダーは、こうあるべきだと、
何かしら少なからず仕事や部活、趣味や地域活動での
リーダー・シップをとらざるを得ないポジションの人たちはもちろん、
誰もがそう共感できる話であると、強く思った。
未来は必ず明るく持てる。
一回くらいの人生ならば、自分を貫く人生にトライしたい。
そしてそのことを、後世に残していけるような立派な人間になりたい。
そのためにも、ボクは今、自分に負けるわけにはいかない。
ボクに色々教えてくれた人生の先輩たち、待っていてくれ。
そう思わしてくれた「やねだん」の人々、ありがとう★
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