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ぼくの住む市はいわゆるベッドタウンで、
大阪市や堺市に比べてももちろん田舎なのだが、
奥地へ進むと本当に田舎がある。
仕事でその地域へ行く事もあるのだが、
そんな仕事の休息中のこと
ウグイスが鳴く練習をしていた。
文字で表すとなんだか間抜けなのだが
「ホー・・・ホケッ!」
とか
「ホー・・・ホケッキョン?」
とか、そんな感じで鳴いている。
さらに鳴けないやつは
「ケキョケキョケキョケキョ」
とか、まぁそんなんである。
もちろんちゃんと鳴けるやつもいる。
そんなウグイスの練習に耳をかたむけていたら、
「ホー・・・・・ホケキョ!」
どこからか聞こえたその鳴き声に何故か感動してしまった。
なんというか「完璧」だった。
ここがステージなら拍手喝采するぐらい、
その鳴き声は美しかった。
もう一度耳をかたむける。
「ホー・・・ホケキョ!」
・・・何かがさっきと違う。
何が違うかは説明できない。
完璧って何が完璧なのかも分からない。
もう多分、二度と聞く事はできないだろう。
で、ふと思う。
ああ、ぼくらがやってる音楽だって同じ事なのだ。
何が良かったかなんか説明出来ない良いものを、
そのステージで出さきゃいけない。
それを感じとってもらえる演奏を。
人間がやる以上、同じ演奏は二度と出来ない。
ましてバンドで4人もの人間が演奏するのだから。
ウグイスに負けてられない。
もっと練習しなきゃ。
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